結論から言おう。
自分が楽しいと思うこと以外仕事にできる自信が無い。
そして、傲慢かもしれないけれども、その楽しさや豊かさ、得した気分みたいなものを多くの人にシェアしたい。
その上、もっと欲を言えば、その仕事で地域が良くなる循環をつくることができれば最高だ。
もっと具体的なイメージを描こう。
港から船に40分。
休日に仲間や家族と集まれる場所がある。
みんなで汗を流せる畑がある。
朝日を見ながらヨガできる場所がある。
夕闇の中、焚き火を囲める場所がある。
自分が共同運営するカフェがある。
そんな、誰もが主人公であり、お客さんでもある。
島の資源のシェア。
豊かさのシェア。
かっこよく言うとコモンズみたいなイメージだ。
一人では手が出ないけれど、仲間と共有すれば週末に自分の店を持つことだってできる。
建物の老朽化や、敷地の整備などで困っているオーナーさんにとっても素敵な試みだと思う。
そんな手の届く、夢の小さな町のようなコミュニティーを持つことは人生の質を豊かにしてくれやしないだろうか？
そんな色どりみたいなものを、島のいろんなところにちりばめてゆきたい。
そんな風景を想像すると、我々も途轍もなくワクワクする。
みんなで島をつくることには完成が無い。
未完性こそがが最終のゴールなのだ。
過疎化の良いところを楽しみつくしながら、同時にデメリットを消してゆければこんなにハッピーなことはない。
さて、そんな未来図から現在に頭を戻そう。
レモンツリーホテルは絶賛工事中。
でも、完璧なまでに整ったラグジュアリーリゾートや、そこでの何にもしない休日みたいなのは、大手のプロに任せて、僕たちは、自分たちの良さや、強みを売ってゆくことにしよう。
レモンツリーホテルにしても、未完成であることは魅力だ。
来てもらうたびに、何かピースをはめて行ってもらえるような。
自分が作るホテル。
だから、水回りのきれいさや設備は整えるが、それ以外はとても楽しい未完成品とする。
何も考えない休日なんてもってのほか、今、目の前の現在に五感を研ぎ澄まして、頭の中をフル回転していただく。
「生きる」の新しい選択肢を感じてもらう。
しかしながら、大人の話として、未完成では宿泊施設の許認可が取れない。この辺りは、資金の兼ね合いもあり、かなり頭の中をこねくり回して、考えに考えた挙句、未完成の施設＋完成品の宿泊場所を組み合わせてスモールスタートさせていくところを最初の着地点とすることにした。
クラファンでは、カフェスペースの拡張と謳っていたが、あまり魅力とワクワク感を得れなかった。
何よりも、未完成品の醍醐味を共有できない。
我々のような弱小会社の生き残り戦略でもある。
具体的には、ヘアサロンの2階を宿泊ルームとしてリノベーション。（ここは絶景だし、超快適な部屋です。
ヘアサロンの2階はレモンツリーホテルとデッキでつながるので、ホテル側の設備を利用したり、未完の部分に手を加えてゆくことができる。
ヘアサロンに泊まりながら、レモンツリーホテルをつくってゆける形だ。
度重なる変更が加わって、「約束と違うじゃないか！！」と支援者さんから怒られてもても仕方がないことなのだが、描いたゴールは変わることはない。
ルートが多少⁉変更されている。
整備されていない、悪路を進むドライブを楽しんでいただければありがたく思います。
さて、そんな中、最初の作業として、台所のしっくい塗りイベント、屋根の瓦葺きイベント（瓦にはサインを入れてもらうつもりです）などを計画中です。
現在、工事状況を見ながらスケジュールしようと考えているところなので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
また、今回のブログ内容はインスタでも動画にしてアップしたいと思います。
